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母、倒れる(2)。 [遠距離介護(母。)]



地元の病院の主治医から、隣町の総合病院へ紹介状を書いてもらい
入院するかもしれない母の状況を診察してもらうため
一路、急ぐワタシ達。

時間内に受付するように言われ慌てて車いすの母親を乗せて出発する施設の車と、そのあとを追いかけるワタシの車。

時間が無いのもあり、看護士さん、幹線道路ではなくその三本くらい山側の
いわゆる裏道を選択していく。
追いかけるワタシ。
どんどん山の方へと行く。


途中でだんだん不安になってくるワタシ。

そもそもこんな道走ったことない。
どんどん幹線道路から遠ざかって山道に入っていく。
だいたい、今ワタシが追っかけてる自動車のバック、あれは
最初から施設の車だったっけか?
もしかして
病院を出た時から知らない車のお尻をずっと追いかけているんじゃないのか?

どんどんどんどん不安になってくる。

不安がピークに達する前にやっと信号で止まった前の車に
首を傾けた母親の後ろ姿を発見して
ああ間違ってなかった、とほっと胸をなでおろした。

===============================================

狭い隣町の病院は入り口からして車の入る隙間もない。
ワタシの車は離れた専用駐車場に止め、母と看護士さんに先に入ってもらう。

看護士さんのいるおかげか受付はスムーズに通ることができ
内科の待合室にて

待つこと
3時間…!!

その間、周囲にいた患者さんの群れはどんどん少なくなっている。
つまりは予約の有る人たち。そしてワタシ達はいわゆる予約無しの突発組であり
お昼を越してどんどん後回しにされていく。

一定数の群れがはけた後、ようやく母の名前が呼ばれた。

(その間、母は幾度も

「もう帰りたい、帰ろう。…帰っちゃおう。



帰る。もうアタシゃ帰りたいんだ!!」

と五月蠅かった。

理不尽に連れてこられてお昼も食べられずに延々と一つ所に居ることに相当頭にきている様子でもあった(無理ない)


先生は

(※ワタシ史上この手の要件で邂逅するにあたって初のイケメン先生で
思わず心の中でキターーーーーー!!! と叫んだほどであり)

(自分の甘さに自分でイヤになる)

…閑話休題

先生は

「お待たせしてすみません、さ、どうぞ」

野戦病院さながらの状況でも患者を気遣うことを忘れない爽やかなイケメンであった。
(イケメンである、というだけで通常の気配りにポイントが3割増しされるという世の仕組みである)

施設の看護士さんがこれまでの状況をかいつまんで説明し、紹介状を渡す。
それを読んだ先生が的確にいくつかの質問をしていく。(イケメンであるというだけで通常の判断力にポイントが…※同上)



途中で先生、
「…お倒れになってここに来られたんですか?


え、救急車で?

?一時意識がなくなって?


…その肝心な状況が一切紹介状に書かれていないもので。…[あせあせ(飛び散る汗)]
これは参ったなぁ」

紹介状に何を書いてくれたんだ●ぬ[×]2ドクター。

とりあえず
今はそうしんどそうでもない母を見て先生

「そう大変そうな状況でもないようなんだけど」

「でも、先生」と看護士さん。

「…戻ったら入院させられてしまうんです。どうせしなくちゃならない入院ならこちらの方がご家族の方も安心できるんです。」

「ほう」

「ご家族の方のお住まいが遠方なものですから、完全看護のこちらの病院なら、と」

「なるほど、遠方から。なるほど」



先生はあらかたの事情は含んでくださったようだ。

「大体の事は分かりました。

…まぁ、入院するほどの酷い様子はないようですけれども

そういった事情がおありなら、こちらで十日ほど様子見で入院していただくのもアリですね。
ベッドは…なんとかなりそうですね。
このまま戻しても何か…大変そうな感じですし。

まぁ年齢が年齢ですから入院となると

認知が進行するリスクも覚悟していただいた上で…

なるたけ短めにすむようにしていきましょう」

なんて物判りの良い素敵な先生なんだ!
心の中で小躍りするワタシ。

(もっとも後々この当時の自分を浅はかだと痛感する出来事が連続で起こるのだが)

ハイ、入院決定ーー!!


事態は状況を全く飲み込めてない母親独りを置いてきぼりにガンガンに進んでいくのだった。









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