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『おはなしめいろ』。 [書籍]

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無知である故に 恥をかいて ヒトは生きていきますね。


ワタクシこと cassisも そうなんです。

(「どうせ…」 と

こんなネガティブな信条が前提です。

「どうせこんな場末のブログ、見てるヒトも少ないから
書きたいこと、好きに書いてしまえ」

という。)



実は あんまり その内容が面白くて
無知に関わらず 当ブログに載せた とある著作物について

「これ、ナニよ? 」 などと無責任に口走ったのが 〇ヶ月前ですが


作者の方が さりげなく コメントをくださいました。




しかも
ワタシ、その方の著作物を 別ルートで息子が借りてくる図書館の
ベストセラーシリーズで
存じておりましたっっっっっっっ[exclamation×2]


感動 & 恐縮


そして 深く 
あたかも


チンアナゴのそれのように 時に 恥じ入りましてございます。




さておき、


ずっと 欲しかったシリーズでございましたので
絵ハガキ、オーダーしました。

『おはなしめいろ』

うふふふふ。


恥ずかしいのと 同時に
こんな ラッキー


またとない ですね。 


サイトでは 
『おもちゃ絵 ポスター』 のカテゴリーにあります。


じわっと 楽しくなりたい方 には
お奨めです。


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金原まさ子 『カルナヴァル』。 [書籍]

短歌や俳句 川柳が好き。

恋してしまう。焦がれてしまうといってもいい。
絶対に自分の手の届かないものだと思うから尚更

「こんな風に詠めたらいいだろうな」 と
幾度も手を出しては
ぜんっぜん、
その
奥深いというよりも自分がいる場所とはあまりに違う次元にある世界

手は鉤のカタチとなって虚空を切り
微塵もつかめず終わる

やるせない思いを心臓に満々と湛え
今日に至っている
どう頭をひねりにひねってなけなしの語彙から
搾り出してみても

ワタシの俳句は 季語だらけで
川柳にいたっては

オリジナルのフレーズを一行だって作れないのだから
切なくて切なくて

で、人の句を愉しむことでなんとか
己を慰んできたのだなぁ と思う。


そっと 柱の影から見ている
憧れの歌人・俳人だらけである

そういう方たちの作品を見ては
溜息している 恋する明治の女学生 (※このとき限定ということで許して)


[やや欠け月][三日月][満月]



ご存知の方もいるだろうか。

御歳102歳の俳人、金原まさ子氏。

100歳の時のテレビ出演をたまたま見たのがきっかけで
気になってサイトを見るうちたまらなくなり

句集を入手した。

金原まさ子 『カルナヴァル』 

P1070531.JPG


金原ま子 こという俳人

非常な年寄りを親しみと温情をこめた表現で
人生の大先輩 というが

この方の場合 真実、頭を垂れて畏敬を込めて
先輩と呼んでしまいたい
ワタシよりもウン十年 はるかに凄い経験を持って人生を駆け抜けている
しかもいまだ止らない スゴい先輩なのだ
ン十年 先をイッてる

この句集 『カルナヴァル』 の中盤からは

ブログサイトに掲載されている句を元にして構成されている
独特の美意識をちりばめた世界を体感してほしい

・・・そんなありきたりな説明をしたところで
中盤からの難解さと隠微さとフェティシズムと
もう何もかも一緒くたにゼイタクにぶちまけたオモチャ箱・然とした趣きながら

ガラス1枚・大切な部分は触れさせてくれません

序章から ぉ、たやすいかなと思わせる導入にダマされてはいけません
侮れません この句集

はじめの方の頁はまだ イイのです。 少しはワタシみたいな人でも
判るのです。

そうやってずぶずぶ 深みにはまる如く帰れなくなります


月光の茗荷の花となり騒ぐ


少し狂いながく狂いて天の川


べったら漬の樽にかいなのようなもの


白磁に盛るひかりごけのサラダとさじ



もう心がざわついていけません。こんな本は・・・

国書刊行会で A.クロウリー著作シリーズの隣にでも並べてほしいというくらい
アバンギャルドです

 (※わがるひとだけわがればええ)


興味の沸いた方は1度ブログにお出かけくださいませ





ホントにこの感性をお持ちの人が102年もご自身の成長を継続されているのです
有り難い世の中だと思います。

近くて遠い春ですがすぐそこ。


生暖かい春の宵に アルコール片手に読むのが
まだしも 免疫に優しい接し方かも知れませんね。




ちなみにこの方は 半生(?) もなかなか怒涛と波乱に満ちてカッケー[揺れるハート]ので

自伝の方も見かけたらちょっと立ち読んでみてもらえればイイかなと思う。


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時実新子 のこと。 [書籍]

時実 新子(ときざね しんこ、本名:大野 恵美子(おおの えみこ)
(Wikipediaへ)

新聞やNHKに選評者や解説者として結構な頻度で名前が出ていたので、ときざね、というあまり聞かない苗字とともになんとなく記憶のどこかにあった。
だいたい
新聞の広告欄、で 「ぉ」 と目を奪われて、そこから入り込むというありふれたメソッドを辿ることが多い。
時実氏の 『有夫恋』 (既に絶版になっているのだが) の中の一句が、
彼女の追悼文を小さく寄せていたコラムに、載っていた(と記憶している)。


 妻をころして  ゆらりゆらりと  訪ね来よ 』


衝撃を受けた。

その一句がずっとアタマから離れず、ネッを検索して探しに探して、彼女の句集を
北海道の古書取扱店から取り寄せたのです。

川柳、といえば
時事・政治、流行物を面白おかしく風刺するもの、いいところ男女の恋の駆け引きを歌うように軽い調子でまとめ上げるもの、と思っていました。
時実氏の、・・・これは果たして川柳、なのか。



『 百合の香に包まれていて 謀反心 』


『 狂う眼はこうか鏡に訊いてみる 』


『 花燃して 残忍の自慰極まりぬ 



一行詩のような、無旋律のような、詠めば整然と五・七・五 の旋律に乗るが しかし。

寄稿に
「彼女自身、主婦、母として人生の辛酸も舐めたが、ひとたび川柳を知ってから、唯一の自己表現としてひたむきに打ち込んだ」 (田辺聖子氏・筆)  と記してあります。

十七で親の決めた結婚をし、子を産み育て・・・・
作者自身が 「あとがき」で書いています。

・・・恋を恋し、人を恋し、やがて激しく愛を求める・・・青春の中で人々が自然にたどる道の辺の、小さな一花を摘むことも私には許されませんでした。なぜといって、すでに私は人の妻であり人の子の親であったからです。 有夫とは夫のあること、と辞書に出ておりました。ならば私の恋はすべて有夫の恋。・・・・・・ 私は何とかしてよい嫁になろうとしました。・・・・・・しかし、私の中の執拗な人恋はどうしようもありませんでした。なぐられても蹴られても、私は人を愛したい、人に愛されてみたいとねがったのです。」

彼女の境遇や生き方がその句を生み出したことに間違い無いがさはあれ、
一句一句が放つドラマや艶・輝きのようなものはあくまでその句自体に完結した世界だと思っている。
作者自身とても魅力的な女性だが、その人を知る以前も今も、句・そのものに打ちのめされる。
喉元を噛みちぎるような凶暴なエロスの中に

どこか覚めて乾いた 「存在」 が横たわって視ている。 そんな気配、がしている。



『 愛咬やはるかはるかにさくら散る 』


『 ののしりの果ての身重ね 昼の闇 』


『 ほんとうに刺すから そこに立たないで 


『 あとすこしなれば許されずに歩く 』
 



<雑感> :

女は死ぬまでオンナ ・・・ と云えるワタシでありたいが、リアルはリビングに生息しているトドである。

トドだって眠ればヒトの夢を見る。・・・いや、これは川柳でなく。


DSC_0029.jpgP1040195-2.jpg
※ 写真と内容は一切関係がありません。


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