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ねだる母。 [遠距離介護(母。)]

先日 施設から電話があり

「インフルエンザの蔓延に警戒して当分 面会を謝絶とさせて頂きます」
とのこと。
どれくらい?と 訊くと

「…春くらいまで、ですかね」 だと。

万歳

今年は次の病院まで(4月)
ゆっくり過ごせるな、と。

施設側の措置によって 面会が禁止されるのはここ何年か
この時期の定例になりつつある


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暮れの頃 母から

「洋服の一着も買ってよこしてよ。
他所の部屋の人は皆、腐るほど持ってるのよ」

買い物くらい施設の定例活動で出掛ける時にしてくればいいのに、と
云っても

腰が痛いの足が痛いの
職員の付き添いの態度がイヤだので参加しようとしない

結局 家族が送ってよこす荷物が欲しいのだろう


この母の「何か送ってよこせ」ほど

長きにわたってワタシを苦しめたイベントはない。


※参照 → 嫌な電話



想えば


誕生日
母の日
初・就職祝い

なにくれイベント毎に要求されて
その都度母の云う 「気の利いたもの」を 
半ばパニックを起こしながら探し回った


そして毎度
必死になって選んだものを渡すごとに

ボロカスに罵倒するのだ


お金の無駄遣いだ、と。
適当なところで周囲の同級生あたりと比較され

「早くに親元を離れたオマエじゃ 親の好みなんてわかりゃしないやね」
と云われ続けてきたが

だったら頼むなよ、と

一人娘は言えないんですよ。



そういえば 父親はワタシにもらったものについては箸の一本でも
喜んでくれたものだったが

その様子すら母には気に障るものだったらしく
後でそっと傍にきて

「…実は父さんはアレはそれほど気に入ってないけれど
オマエに気を遣って喜んでいるんだよ」

と耳打ちするくらいだったから

…もうずっと 電話で何か要求される、ということに恐怖を感じていた
それが
この年齢になっても残っているからか


暮れの電話にも 内心密かにパニックを起こしていた。
毎度恒例の感情とはいえ制御には途方もないエネルギーを消費する

対処法はただ一つ、
どうせ時間をかけたところで結果に変化はない以上
さっさと行程を済ませてしまうしかない、ということである。



翌日には彼女の要求する
病院に着ていけるような一式、を量販店で用意し
その帰りの足で 宅配便に寄って手続きした。


三日後 連絡があって

「全部サイズが合わずに 捨てた」とのこと。


「…ココ(施設)に来て 二回りも痩せたんだよ見ている癖に気が付かなかったんだろう。
どれもサイズが大きすぎて、ダメだったよ。」

サイズダウンしたなら教えてくれればいいものを、とは今更である。
捨てるためにワタシの財布から支払われた対価の哀れ。


以前との変化といえば 
昔 勝ち誇って言い放ったこのような台詞ですら
今は青息吐息で
「…どうしよう、こんな惨めな年寄で」 のテイスト一杯詰め込んでくる。

施設職員というギャラリーが大勢いる
可哀そうで弱い自分を見せつけるのに相応しい舞台を与えてしまったようなもんだと思う
そしてそれを
見せつけられギャラリーに憐れんでもらう様子すら
実は観客として見せつけるべき相手はワタシ一人だ という

「こんな場所に捨てられて、欲しい洋服の一着も自分じゃ買えなくて

(※買える状態にあるけれど面倒だから行かない)

早く父さんのとこに行ければいいんだけど」





…なる早で行って欲しい。



そのくせインフルエンザのワクチン接種はいの一番でやってもらうよなぁ

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近頃感じる異様な疲れも手伝って
なんだかコチラの方が早く逝きそうな気がしてユウウツである。

アタシも更年期。

生きてるだけの疲れの度合いが ちびっと上がってるんす。


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